はじめての台湾。女子旅のススメ④ – 占い編 –

旅行

占いはエンターテイメントだ。
私は占いをこよなく愛している。

台湾に来たら絶対やりたいことの一つに占いがあった。

幸い女子はだいたい占いが好きなもの。
みんなでノリノリで、まずはガイドブックに掲載されていた龍山時の向かいにある占いビルのようなところに向かった。

午前中にいったのも悪かったのかもしれないが、入り口に電気もついていないようなそのビルは、異様な雰囲気を醸し出していて、とても一見で入れるような代物ではなかった。

一周してみたがお客も現地人しかいないようで、台湾語で話をしている暗がりの空間にとても入ることができなかったが、勇気を出して「日本語OK」と書いてある看板のところに行ってみた。

ちょっと雰囲気のあるおじさんに、氏名・生年月日を伝えると、それだけですぐに占いをはじめてくれた。しかし、言葉のニュアンスがうまく伝わらない。
当たり障りないような内容の占いになってしまった。

後の祭りではあるけれど、多少英語か台湾語で伝えたい内容は調べていった方がよさそうだった。

異世界のクラブに入る勇気はあっても、次の占いに行くモチベーションは出なかった。

他に占いが出来るところはないかネットで調べたら、だいたいの神社では占いのようなことが出来るらしい。

私達はもともと行く予定だった龍山寺とその周辺の神社巡りに切り替えることにした。

台湾の神社は、参拝にしきたりがあるのは、前日に行った神社でわかっていた。

入口で手を洗い、売店で線香を買ったら、順路通りに右回りに3つの香炉を回った。
現在は環境保護のため1つになったらしい。台湾の神様は本当に柔軟だ。

線香を上に掲げて3回礼をし、神様にまた名前と住所と生年月日を教えた。
実は職業なども言わないといけないそうだ。昨日は言っていなかったので後悔した。
次からは銀行口座まで教えるくらいの気持ちを持ちたい。

そして、一番最後にいよいよ占いの場所に。

ここで主流だった「ポエ占い」は、かなりハードルが高かった。

よくわからなかったのでうろうろしていたら、いつのまにか親切なおじさんがやってきて、色々やり方を指南してくれた。

まず、参拝と同じでまた例の自己紹介と、占いたい願い事や質問を唱える。
そして、その後に木片を2つ投げて、それが裏と表でなければ、別の占い内容にしなければならないルールだ。
両方裏、もしくは両方表だったら、そのお願いは占えないことになっているのだ。

私は願いをこめて、結婚のことを願ったが、両方裏。
神様は私の願いを受け付けてくれなかったので、目の前が真っ暗になった。

仕事とお金の話に切り替えたら、大吉の中吉。
神様は私に仕事運は残してくれるらしい。

働いて金持ちになって、若いツバメを飼ってやるぞと、ひそかに心に決めた。

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