はじめての台湾。女子旅のススメ② – 縁結び編 –

旅行

台湾に来た目的のひとつに、台湾の神様が見たいというのがあった。

台湾は神様と仏様が大集合している、神様好きの私にとっては天国のようなところなのだ。

最初の目的地は、台北大稲埕霞海城隍廟

ここは、最強の縁結びの神様といわれる「月下老人」が祀られる、台湾一の縁結びスポットだという。

まだ正式に離婚していない身ではあるけれど、迫る老後のことを考えると、一刻も早く縁結びしてもらわければならない。

私は背水の陣の覚悟を漂わせながら目的地へ急いだ。

神社は、台湾一の看板を背負っている割には、こじんまりした感じだった。

まずは、神社の前の売店のような店で、お供えセットを買うらしい。
鉛銭、赤糸、喜糖でしめて260元もするが、ガイドブックにも買えと書いてあるので奮発して買った。

そして、三本の線香に火をつけて、神社の前にある天公炉へ向かい、名前や住所、生年月日などを唱えて自己紹介するらしい。

日本語もわかる良心的な神様でよかった。

台湾から帰ったらすぐに引っ越しする予定となっていたので、神様が間違わないように、引っ越し先の住所も念のため唱えておいた。


「台湾の神様、どうか再婚できますように。
イケメンがいいなんて贅沢はいいません。
でも、できればちゃんと働く男をお願いします」


バツ2のアラフォーには分不相応な願いを真剣に唱え、縁結びに効果があるといわれた一番高い御守りを購入した。

ちなみに、台湾から帰った二ヶ月後に良縁に恵まれ、三年後の今、三回目の結婚をしたので、台湾の神様はちゃんと聞いてくれたのかもしれない。

あのとき、実家と引っ越し先の住所もきちんと言っておいてよかった。

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