この記事はこんな人にオススメ
- 個人事業主やフリーランスの方
- これから特別貸付の申請を考えている方
4月3日に、今話題のコロナ融資のひとつ「新型コロナウイルス感染症特別貸付」に申請して、融資が決定し、あとは振り込みを待つばかりとなりました。
巷で色々情報を見ますが、申請から決定まで1週間かかりませんでした。
更に、タイミングが合えば、融資決定から交付まで4営業日程度で振込されるようです。
個人事業主やフリーランスでも交付される今回の融資は、審査もかなり甘く、広く困窮している方に用意しているようです。
もちろん個人事業主の信用調査はされますが、申請すればかなり多くの人が融資を受けられるので、1週間で決定した私の場合をご紹介したいと思います。
融資に必要な書類を準備・申込みまで
融資してくれるのは、創業で利用する方が多い「国民政策金融公庫」という国営の政策金融機関です。
最初に電話相談してみましたが、窓口は混雑していて郵送の方が良いとのこと。
どんな人が新型コロナウイルス感染症特別貸付に該当する?
最近1ヵ月の売上高が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少している方
「最近1ヶ月」とありますが、今年度に入ってから一番売上減少している月、もしくは、前年・前前年度との売上格差が大きい月を選択しても大丈夫でした。
2019年に起業した方でもOK( 業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満 )
業歴3ヵ月以上1年1ヵ月未満の場合(2019年起業に対応)は最近1ヵ月の売上高が次のいずれかと比較して5%以上減少している方
- 過去3ヵ月(最近1ヵ月を含む)の平均売上高
- 令和元年12月の売上高
- 令和元年10月から12月の平均売上高
公式サイト 国民政策金融公庫の貸付の概要はこちらから
必要な書類(ダウンロード可)、通りやすい書き方のポイント
必要な書類のリストと申請用紙のダウンロード
- 借入申込書
※表面および裏面を両面印刷、または2枚とも出力 - 新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
- 最近2期分の確定申告書・決算書のコピー
※確定申告書は、税務申告が1期しか完了していない方は1期分、事業をはじめて間もない方で税務申告未了の場合は提出不要です
国民政策金融公庫との取引がない人はこちらの書類も必要
- ご商売の概要(お客さまの自己申告書)
- 運転免許証(両面)orパスポート(顔写真のページ及び現住所等の記載のあるページ)のコピー
- 許認可証のコピー(飲食店などの許可・届出等が必要な事業を営んでいる方)
わたしは売上減少の証明のために、今年度の対象月の貸借対照表と損益計算書も用意したよ。
借入申込書の書き方
お申込金額
あくまでも借入金。返済できる金額を。
お借入希望日
支店ごとに融資日は決まっていましたが…。1ヶ月後くらいを目処に記入。
返済希望日
自分の支払いサイトに沿った日を記入。
資金の使い道
運転資金 100%でも大丈夫でした。
据え置き期間と返済期間の設定は?
今回の借入の返済期間は
設備資金 20年以内(うち据置期間5年以内)
運転資金 15年以内(うち据置期間5年以内)
となりますが、実際にはなぜ15年必要なのか、きちんとした証明か理由付けが必要でしょう。
私は現実的な「1年据え置き 5年間返済」
で申込みしたよ
売上減少の申告書の書き方
① 対象月の、今年の売上高を記入
② 前年・前々年度の同じ月の売上高を記入
創業3ヶ月〜1年1ヶ月の方の記入
箇所令和元年10月から12月の平均売上高で申請する方
記入箇所→ ① ③と最近1ヶ月〜3ヶ月前の「年月・売上高」
令和元年12月の売上高で申請する方
記入箇所→ ① ⑤
令和元年10月から12月の平均売上高で申請する方
記入箇所→ ① ⑤の3ヶ月分の「年月・売上高」
最寄りの支店へ郵送(支店リスト)
準備が出来たら、封筒に入れて最寄りの支店に郵送します。
支店ごとに対応地域が定められているようです。
自分の地域がどの支店かわからないときはお電話で問合せてください。
公式サイト 国民政策金融公庫 店舗のご案内
郵送から面談まで
郵送から2日後に公庫から電話が!
そして、3日後に面談が決まりました!めちゃ早いです。
面談までに準備するものは?
面談までに準備してほしいと言われたもののリストがこちら
- 銀行の通帳(売上入金の確認)
- 住民票(本籍なし)
ちなみに私はメイン口座が楽天銀行だったので、楽天銀行の入出金明細をダウンロードして印刷して提出しました。
今年度の売上についても、証明のために、今年度分の損益対照表を1ヶ月毎に分けて提出の用意をしました。
面談のときに聞かれること
提出書類を持って、面談に向かい、およそ30分の面談でした。
公庫の方は朝から30分1名のハードスケジュールで面談をこなすそうです。とっても大変そうでした。
今すぐに必要なお金かどうか?
特に、売掛の有無、まだ発生していない売掛はあるか、仕入れなどで至急支払いが必要かどうかを聞かれました。
融資金の緊急性を問われたのだと思いますが、私は特になかったです。
新型コロナウイルス終息後の返済能力があるか?
借入する金額によってはコロナ終息後に返済が難しいと判断されるかもしれません。
コロナが終息すれば返済することのできる能力があるのか?
基準として、前年度までにきちんと利益が出ているか、また、今後の経営で借入金額以上の売上を上げられるビジョンがあるかを見るための質問がありました。
現在も借入金で困窮していたり、借入希望額が過大だと判断されると難しいかもしれません。
借入金の使い道は?
借入金の利用方法は、設備投資でも運転資金でもなんでも大丈夫ですが、このときに「借入金などの返済」と答えたらアウトです。
申込み概要にも借り換えには利用できないと記載があります。
私は、年内の運転資金として、と答えました。
信用情報に傷がないか
銀行からの借入の際もそうですが、過去に延滞があったりすると、信用情報に傷が付いて、借入が困難になります。
面談のときにもお話がありましたが、個人事業主の場合は、個人の信用情報調査はするそうです。
私は、借入以前に銀行カードの滞納があり、面談でも話しましたが融資は通りましたw
面談から決定までおよそ2日!
面談で、電話で融資の可否を連絡いただけると聞きましたが、まさかの2日後の迅速決定!
郵送されて来る融資申込書を投函すると、公庫であらかじめ決まっている融資日に振り込みされるとのこと。
私のようなWEB系の仕事でも、地域の経済が止まればかなり売上に響きます。
飲食店やサービス業の方々なら更に大変だと思います。
そんな事態に、こんなに迅速に対応していただける公庫の皆さんと国の頑張りに本当に感謝です。
今困っている、商売の今後が不安な皆様も、ぜひ申請してみて下さい。
またいつもの日々が戻ってきたときに、今まで通りに仕事ができるまで、現状を乗り越えましょう!
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